アル-ハラル アソシエイツ リミテッド

 


◆ イスラムマーケットについて
● 日本の全ての産業の新たな活路
イスラム教の国々には、インドネシア、パキスタン、バングラデシュ、マレーシア、ブルネイ、インド等、人口増加に伴う経済成長が著しく、日本企業にとって有望な市場と期待される国々を挙げることができます。従来、日本企業が未来への活路を見出す市場として中国に注目し、多くの企業が進出してまいりました。しかしながら、昨今尖閣諸島が国有化されて以降、その中国との間に様々な摩擦が生じ、また人件費の高騰も相まって、いわゆるチャイナリスクが企業の経済活動にも暗い影を落とすようになって参りました。そのような事情を考慮し注目されだしたのが、発展著しい南アジア、東南アジアそして湾岸諸国を代表する中東諸国の市場です。
● イスラムマーケット概要
イスラム諸国と言えば、中東諸国を思い浮かべる方も少なくないと思います。しかしながら、経済成長が著しい南アジア、東南ア
ジア諸国もその中に含まれます。中でも注目されるのが、インドネシア、マレーシア、西インドそしてバングラデシュです。それ
らの国には数多くのイスラム教徒が居住しており、その数は中東の約3倍、10億人を超える巨大なマーケットが存在します。

○ イスラム教徒は世界人口の約1/4 を占める。
イスラム教徒は、他にもアラブ諸国、アフリカなど世界中に広く居住しています。これらイスラム諸国は急激に経済力を増し、また人口も急増していることから、今でさえ巨大なマーケットが更にその規模を拡大しようとしています。
○ 拡大する富裕層例えばマレーシアでは、一人当たりのG D P は2 0 1 4 年には1 万ドルを超えています。2009年には、25% であった富裕層は、2015年には約半数を占めるようになり、こうした傾向はまだまだ続く事は想像に難くありません。 一方、人口が2億4000万人と最も多いインドネシアは、現時点での富裕層の割合は人口のごく一部でしかありません。しかし、2020年には5.8%にまで増え、人口にして1,500万人にもなると予想されています。
○ 未知の可能性を秘めたバングラデシュそして注目すべきはバングラデシュです。北海道より少し大きい国土に約1億7000万人が住み、人口密度は世界最大です。そのマンパワーをもつ国に、2014年に安倍首相が6,000億円の円借款を決め、今迄以上に日本の注目を浴びるようになりました。経済成長進展の余地が判明したため、今迄以上に日本企業の進出が予想されております。弊社は、バングラデシュ国投資庁の日本の窓口として工業団地等を預かっておりますので、バングラデシュ進出に際し、しっかりとご相談をお受けし、実際に用地確保等を含め進出のお手伝いを致します。
○ 日本に親しみを感じるイスラム教徒「イスラム教徒は親日家が多い」と言われています。我々日本人の中にも、アメリカが好きだ、ロシアは嫌いだなどと、個人個人によって意見が異なります。ですから、「親日家が多い」などというフレーズは、あまりに適当な話で、このような話にホイホイと乗るべきではないと思います。ただ、1 つ確実に言える事は、毎年来日するイスラム教徒の数が増えている事です。この理由を、2020年にオリンピックがあるから、とこれまたいい加減な事をいう人が多いので困るのですが、もしそうだとすれば、ポイントはオリンピックを過ぎても、この右肩上がりの観光客数を維持する事です。これは、国の政策も絡んでくる話ですので、難しい話になります。その中には、リピーターもいれば、日本に行ってきたイスラム教徒の近所のオッサンにそそのかされて初めて来た人もいるでしょう。ですので、親日家が多いから日本に来るのではなく、何も知らずに「結構良いぞ」という近所のオッサンの噂話だけで来るイスラム教徒を、大の「親日家」にする事がポイントだと思います。それには、爾来日本人がもつ「人を思いやる心」「おせっかいなほどの親切心」が重要なカギとなるのではないでしょうか。この日本人の「心」があり、そして食べ物が美味かったら、必ず「親日家」となってリピートはするものと短絡的に考えております。ハラル認証機関の代表の私が言うのもなんですが、来日するイスラム教徒を温かくお迎えし、そして「ハラル」であることに神経質にならずに「ノンポーク・ノンアルコール」で、素晴らしい日本の飯を食べて頂きましょう。「食」こそ、異文化体験です。このあたりの相談は、いつでもお受けいたしますので、お気軽にお申し付け下さい。